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広告ブンガク論…いいですね

修学旅行ブログの不人気は、年配の教員にも問題があったのだろうが、まるで学校の延長のようなお仕着せのブログでは、生徒たちもおしゃべりする気にはなれなかっただろう。

それでオフラインのガイドブックも作ってアピールするそうだが、「古都・奈良」の魅力をどう10代の生徒たちに伝えるのか。その伝え方が、生徒たちの心に届くものであれば、オンラインであろうがオフラインであろうが、人気を取り戻せるだろう。


で、心に届く伝え方とはどういうことか。


サイバーエージェントの須田伸さんが「広告ブンガク論~人の心は何で動くのか」というコラムを書いている(日経ビジネスオンライン)。まだ未整理で、(笑)付きの「Web2.0 広告学」と断って、これからネットの世界が拡大・進化するにつれて、広告は「ブンガクになっていく。それも私小説のような」と言っている。

須田さんは「今まで、近所のスナックの近所コミュニティー内での影響力しかなかったのが、そこでの暴言暴論をブログに書くことによって『世界の中心になってしまう』可能性がある」という。

そういうところでは、社会は「これこれすれば『儲かりますよ』というロジック」が一番大事なのではなく、「人は生まれ死ぬ」という、まさに文学的テーマがもっとも重要になる。広告戦略の一番のテーマも、これになる。

なぜなら、文学の中の人間の行動のほうが、経済学より、少なくとも人間の可能性を豊かにとらえている、からだ。ゆえに、人間の心に届く伝え方は、ブンガクを踏まえたものになる、いうわけだ。

後半の展開は、須田さんが糸井重里さんの論を引用しながら行っているもので、それを私が意訳した。 もとになっているのは『ソーシャル・ウェブ入門』の著者・滑川海彦さんと糸井さんらの座談会だ。これがなかなか面白い。糸井さんの「ほぼ日」で読める。

現実世界(日常)の具体性こそが豊かさの源泉であって、これをそのまま世界大に拡大した空間がソーシャル・ウェブの世界ということだが、糸井さんは「口語文体×まんが」がこの双方の世界を劇的に変えるだろう、といっている。
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代表取締役社長 岳中 純郎
代表取締役社長 岳中 純郎

産経新聞社で社会部記者のあと、朝刊編集長などを経験。その後、畑違いの総合企画室、総務局で仕事をし、2008年6月からニュースペース・コム社の社長。これまでの職業経験からいえば、これも予想外の展開。しかし、広告業界、それもクロスメデイアを標榜する世界に足を踏み入れて、いろいろと勉強しながら、結構楽しんでいます。

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