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「新聞広告も戦う時代」

電通の高嶋社長がインタビューに答えて、「クロスメデイアによる広告や販売促進を広告主に提案できるクリエーターや営業マンが求められており、『ストラテジスト(戦略家)』の育成が最大の課題です」と述べている。


インターネット広告の台頭、影響力の増大に、どう対処するかという質問のなかで、高嶋社長は「ネット検索機能を使えば情報は数多く集まりますが、基本情報を判断する玄関口の役割を果たすのはやはり4媒体(テレビと新聞、ラジオ、雑誌)」「つまりは携帯電話、ネット、4媒体など複数のメデイアを組み合わせた企画をどう提案できるかがカギになります」と答えて、電通においては「人がパワーの源泉」だから、最初にあげたマンパワーの育成が課題なのだと語っている。


高嶋社長は「取り組みは始まったばかり」とも話している。クロスメデイアの考え方は何も新しいことではないが、日本最大の広告会社が「クロスメデイアの戦略家を育成していくのだ」と語ることには、大きな意味があると思う。


10月20日は「新聞広告の日」だった。産経新聞は前日の19日付けで作家・作詞家の秋元康さんに「新聞広告への注文」を聞いている。


このなかで、秋元さんは「新聞も(既存の)ルールを壊していい時代に来ているのではないか」と述べ、テレビも最近「スポンサー枠と番組の中身を連動させる方向性で揺れている」と指摘。それは「制作と編成と営業がはっきり分かれている」からで「コンテンツの連動ができていない。新聞社も同じ」と言う。


秋元さんは「たとえば、スポーツ面のある記事の隣に、次世代DVD規格のせめぎ合いにからめた情報機器の話がドンと載ったら、効果的ではないですか」と、刺激的なアイデアを述べ、「それでもまだ、アザトさではゆるい。実は、時代はそこまで来ています」と話している。


クロスメデイアに可能性を見るなら、新聞も大きく変わらなければならない。「新聞の中の既存の枠組み、ルール」を取っ払うほどの戦いをしなければならない、というのが秋元さんの注文であった。
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代表取締役社長 岳中 純郎
代表取締役社長 岳中 純郎

産経新聞社で社会部記者のあと、朝刊編集長などを経験。その後、畑違いの総合企画室、総務局で仕事をし、2008年6月からニュースペース・コム社の社長。これまでの職業経験からいえば、これも予想外の展開。しかし、広告業界、それもクロスメデイアを標榜する世界に足を踏み入れて、いろいろと勉強しながら、結構楽しんでいます。

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