防衛省の守屋前事務次官が、倫理規定をハナから無視したかのような厚顔無恥の業者癒着を繰り返し、中央官僚の腐敗と堕落と責任意識の崩壊がこれほど進行しているのに、公務員制度や行政法人改革の手をゆるめてしまうというのは、いったいどうしたことなのだろう。
福田政権は「行革は票に影響しない」と考えているのなら、これは大違いではないか。こんなゆるゆるでは、次の選挙でまた手痛い目にあうだろう。構造改革による「ひずみ」を緩和する手立てが必要と言うのは、まだ分かるが、公務員制度改革はさらにドラスティックにやらなければならないことではないか。
それは、誰の目にも明らかなのではないか。どこに政治が「官僚寄り」になる必要があるのだろう。キャリア制度の廃止、天下りの渡りの禁止など、当然実現すべきことでしょう。
それにしても、守屋さんという人は、どういう神経の持ち主なのか。みえみえの業者癒着が、汚職にも通じる疑惑と言うのは、子どもでも分かることだ。それを、犯して当然としているのは、守屋さんが、自分だけはそういう範疇から除外されている、と考えていたと理解するほかない。倫理規定も、この人には適用されないのだろう。これは、特権意識にさらに輪をかけたおそるべき特権意識というほかはない。
自分だけは、ルールを決める立場にはあってもルールを適用される立場にはない、それを自分だけは超越しているというのは、あらゆる権力の独裁に通じる道である。それはもう20世紀に清算したことではなかったのか。それがいまも日本の官僚組織の中にあるのなら、そのキャリア制度は廃止されて当然なのではないか。
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この改革をゆるめるのはおかしい
2007年10月24日 20:49 | パーマリンク | コメント(0) | トラックバック(0)
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産経新聞社で社会部記者のあと、朝刊編集長などを経験。その後、畑違いの総合企画室、総務局で仕事をし、2008年6月からニュースペース・コム社の社長。これまでの職業経験からいえば、これも予想外の展開。しかし、広告業界、それもクロスメデイアを標榜する世界に足を踏み入れて、いろいろと勉強しながら、結構楽しんでいます。
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