青木功が65歳で日本シニアオープンを制した。最終日、最終ホールのあの6メートル、フックラインを沈めた、心技一体の凝縮された「究極のパット」は見事と言うほかなかった。
65歳のエージシュートでの優勝も感服するばかりだが、これは世界のアオキにとってみれば「おれも若いね、見上げたもんだ」と、あっさり言ってのけるようなことだろう。そのことよりも、インタビューで「好きこそ、ものの上手なれ。これは地でいかないと駄目なんだ」と答えていたのが印象に残った。
青木の独特のスイングスタイルはよく知られている。この独自のスタイルで世界レベルで十分に闘い、今回は、その自在なスタイルと、パットの魔術師の異名を究極といえるまでに発揮して見せた。これが青木の「地でいく」ということなのだろう。
プロスポーツの世界も技術の開発・研究の世界でも、世界のレベルで闘うというのは並大抵ではない。しかし、世界標準といわれるものは、必ずしも世界レベルということではない。グローバリズムは、単にアメリカンスタイルということも多い。
肝要なのは、やはり独自性ということではないか。その独自性を、まさに自分にあった「地でいく」ことに徹したところで、その心技一体は、世界的なレベルへと通じていくということだろう。
世界レベルというのは、その水準に達した複数の独自性を、相互に承認しあうところに成立するのであって、ある優位なスタイルがどこにでも通用する、ということをいうのではない。
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「究極のパット」は賞賛に値する
2007年10月29日 13:13 | パーマリンク | コメント(0) | トラックバック(0)
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産経新聞社で社会部記者のあと、朝刊編集長などを経験。その後、畑違いの総合企画室、総務局で仕事をし、2008年6月からニュースペース・コム社の社長。これまでの職業経験からいえば、これも予想外の展開。しかし、広告業界、それもクロスメデイアを標榜する世界に足を踏み入れて、いろいろと勉強しながら、結構楽しんでいます。
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