サブプライム問題はまだまだ深刻なようだ。これは、すでにアメリカ経済そのものにも影響を与えており、金融・証券市場を離れた投機マネーが商品市場に流入して、資源高騰に拍車をかけてもいる。
問題はひとつのバブルの崩壊にとどまらず、世界市場の構造的な変化をもたらすだろうというのは、世界の専門家の見方だが、まず、アメリカ経済とドルのこれまでの圧倒的な世界支配が、相対的に(あくまで相対的に)低下する、ということがいえるだろう。
もちろん、これでアメリカ経済の強さが失われるわけではなく、またヨーロッパや中国などの新興国が一気に強力になるわけでもないが、世界経済がいっそう多軸化し、また重層化するのはまちがいないだろう。
日本の企業の「世界企業化」も進んでいるが、これもアメリカ重視から、新興国などへと軸を移し、また構造的な変化に対応して多様な展開を迫られるだろう。
こうしたなかで、「アフリカ」が注目を集めている。
岡本行夫さんが産経新聞で「アフリカが歩き始めた」と書いている。
「今、世界で起こっていることは、すさまじい勢いでの国家関係と経済競争の変化だ。アフリカの人口は9億人を超える。以前は人口の多い貧困地域では経済成長などおぼつかなかったが、今は逆に人口の多いところが伸びていく」
しばらく前だが、ビジネスウイーク誌でも「欲望だけがアフリカを救う」という面白い記事を載せていた(日経ビジネスオンライン)。
それによると、いまアメリカなどの投資マネーが、アフリカの国々(とくにサハラ砂漠以南)に注目し、投資熱が高まっているという。
世界市場の構造的な変化の中で、アフリカに対する動向が、ひとつの重要な指標になるだろう。
ホーム > NEWSPACE社長ブログ 岳中が斬る > 世界市場の構造変化、アフリカが注目だ
世界市場の構造変化、アフリカが注目だ
2008年05月01日 09:41 | パーマリンク | コメント(0) | トラックバック(0)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.newspace.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/65

産経新聞社で社会部記者のあと、朝刊編集長などを経験。その後、畑違いの総合企画室、総務局で仕事をし、2008年6月からニュースペース・コム社の社長。これまでの職業経験からいえば、これも予想外の展開。しかし、広告業界、それもクロスメデイアを標榜する世界に足を踏み入れて、いろいろと勉強しながら、結構楽しんでいます。
![]()










