円高が急速に進み、株価は底値知らず、だ。企業も日常の生活も、この危機がどこまでいくのかに、ただ不安を募らせるだけのようにみえる。
ただ、これが経済社会の崩壊までいくかというと、そういうわけではない。ついこの間まで「世界同時好況」などと浮かれていたのが、一気に金融バブルがはじけて実体経済も後退局面に入ったということだ。それがあまりに急激に自信喪失したために、右往左往しているというのが現在の状況だろう。
むろん、この「縮小」は世界規模で起きているために、きわめて深刻な事態であることに違いはない。
しかし、こういう状況下であっても、あるいはこういう状況下だからこそ、冷静な見通しと知恵の絞り方によって打開の道も必ず見出せる、ということもできる。
どの業種もそうだが、たとえば広告ビジネスの世界でも、厳しい環境下のなかで、それをチャンスに転化できないわけではない。
とくにテレビや新聞などマス媒体と呼ばれるところでは、いまこそ自分たちの「強み」を再認識するときだろうし、また同時にネットメディアなどとクロスさせることの価値を追求するときだろう。
こうしたことは、ここ数年、指摘され、すでにいろいろと試みられていることだが、この大きな景気後退のなかでこそ、チャンスを求めて本腰を入れて取り組むべきことのように思われる。











