08年の広告費は1.2%増に 日経広研推計
2008/02/14 更新
日経広告研究所は、このほど2008年度の広告費を予測した。それによると、2008年度(4月~09年3月)の総広告費(経済産業省『特定サービス産業動態統計』ベース)は、前年度比1・2%増になる見通しだ。
サブプライムローン(信用度の低い借手向け住宅ローン)の焦げ付きに端を発した米国の景気変調や原油価格の高騰などで、日本の景気は拡大基調にブレーキがかかってきたため、広告支出を左右する企業業績にも陰りがでてきている。
07年度の総広告費は同0・6%増と低い伸び率を見込むが、今年度は、8月に中国で開かれる北京オリンピックが家電、旅行などの広告出稿を下支えすると見られることから、伸びは前年度の培になると予測した。
こうした中で、新聞・雑誌・テレビ・ラジオのマス4媒体広告費の低迷という構造的要因は変わらない。インターネット広告費や販売促進費などがマス4媒体を補う形だ。
昨年8月時点での予測では、07年度は06年度に引き続き、「横ばい」と見ていた。国内の自動車販売が振るわないなど、広告費に関係が深い消費動向の低迷がその理由だが、今年2月時点の見直しでは、0・6%増の伸びと上方修正した。半面、マス4媒体の広告費は0・1ポイント減少幅が拡大し、2・8%減と予想する。
媒体別の増減率は、新聞5・1%減(昨年8月の予想数値5・4%減)、雑誌4・5%減(同5・1%減)、テレビ1・6%減(同1・2%減)、ラジオ5・1%減(同5・1%減)で、新聞、雑誌、テレビなどの落ち込みが縮小。インターネット広告費などマス4媒体の広告費は3・3%増となる見通しだ。
08年度の総広告費や媒体別広告費の増減を詳しく見ると、第3四半期の7~9月の総広告費は、8月に開催される北京オリンピックの効果で前年同期比3・0%増と大幅な伸びを予想。媒体別では、テレビが同1・3%増、マス4媒体以外が同5・4%増と大きく伸びる。
この結果、08年度のマス4媒体広告は同1・6%減、媒体別では、新聞3・2%減、雑誌2・9%減、テレビ0・7%減、ラジオ4・9%減となり、落ち込み幅は07年度と比べて縮小する見通しだ。一方、マス4媒体以外の広告は、3・3%増になると見ている。
【提供:新聞情報社】





























