ボーン上田賞にNHKの別府正一郎氏
2008/02/28 更新
国際報道で優れた業績をあげたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」の選考委員会は25日、2007年度の同賞を、NHKアメリカ総局(ニューヨーク)の別府正一郎記者に贈ることを決めた。
この賞は、報道を通じて国際間の相互理解に貢献し、1949年に東京湾で事故死したマイルズ・ボーン元UP通信社(のちのUPI)副社長と、上田碵三・元電通社長の功績を顕彰して1950年に設けられたもので、国際報道に優れた成果をあげた記者個人に贈られる。
別府記者は中東、アフリカを中心に、日本のメディアによる報道が手薄な地域や問題の取材に積極的に取り組んだ一連の報道姿勢が評価された。カイロ支局在籍中の2007年前半には、セネガルから欧州の密航船のルポやシリアのアサド大統領との単独インタビューなどを伝えたほか、アメリカ総局への異動後も、国連を足場に配置の平和維持軍の課題、ペルー地震被災者の水不足問題、南極の温暖化問題などをリポートした。またカイロ支局での4年間には、戦争下のイラクをはじめ、スーダン、ソマリアなどアフリカの紛争地帯を独自に取材、報道した。2003年8月のバグダッド国連事務所爆破テロ事件では、現場に居合わせてその報道が国際的に注目された。
別府記者は大阪府出身、37歳。1994年京都大学卒。在学中にフランス国立社会科学高等研究院大学院に留学、終了。同年NHK入局。奈良放送局、国際部、カイロ支局を経て2007年6月からアメリカ総局勤務。
贈賞式の日程は未定。【提供:新聞情報社】





























