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C向けブランド力は任天堂が首位

2008/05/07 更新

 日経BPコンサルティングは、今年で8年目を迎える日本最大規模のブランド評価調査プロジェクト「ブランドジャパン2008」の結果をまとめ、18日に調査結果報告書を発行・発売すると同時に、日経ホールで「ブランド・ジャパン・プロジェクト8周年記念セミナー」を開催し、その概要を発表した。調査は、2007年11月に実施し、回答者は約5万1000人にのぼった。  BtoC(コンシューマー市場)編の総合力では、任天堂が2005年で135位、2006年で第67位、2007年で第7位と毎年着実に順位を上げ、今回の2008で93・4ポイントを獲得し、初のブランド総合首位となった。第2位のスタジオジブリに9・1ポイントという大差をつけている。  また、第2位から第8位までの7ブランドが、約3ポイント差の中にひしめき合うという結果になった。任天堂は、BtoB編でも高ポイントを獲得し、総合力第4位となった。  BtoC編の任天堂のブランド総合力は、前回と比べた上昇ランキングでもトップとなった。この総合力を今回押し上げたのは「イノベーティブ(革新性)」の因子である。126・2ポイントという驚異的なスコアで、イノベーティブ・ランキングの第1位になった。任天堂の代表商品である「NINTENDO DS」は、イノベーティブ・ランキングで任天堂本体に続く第2位となり、両ブランドが相互にプラス作用している様子が伺える。  また、「アウトスタンディング(卓越性)」の順位も、2005年で第126位、2006年で第100位、2007年には第18位と順位を上げて、2008年では第4位となった。  この、因子構成するイメージの中で、「他にはない魅力がある」「際だった個性がある」のポイントが、それぞれ大きく上回っている。ブランドの差別性・特異性を表す「アウトスタンディング(卓越性)」のポイントが大幅に伸びたことは、任天堂ブランドが単にブームとして捉えられているだけではなく、将来性や期待感を伴って、ブランド・ポジショニングが鮮明であることを意味している。企業ブランドを伸ばすことが、「この商品をだしているこの企業に愛着が湧く、信頼できる、他の商品も試したい」というポジティブ・イメージの醸成に一役書うことは間違いない。それが、DSの次に発売した、家族を意識した据置型ゲーム機「Wii」の効率的なブランド・イメージ向上につながっている。  寡占化・経営統合の進む「百貨店」ブランドについて見ると、最近の動きが今回の結果に鮮明に表れている。回答者を東京在住者に限定した総合力では、新宿本店を中心に業績も好調の伊勢丹が75・8ポイントを獲得し、1000ブランド中第31位となった。続く高島屋は62・8ポイントで、伊勢丹独走の様相を呈している。  また、大阪在住者に限定した、総合ランキングでは、トップが阪急百貨店で78・8ポイントと、全ブランド中第17位となった。続いて、大丸の66・7ポイント。大丸は、東京店が11月に移転し、増床したことが話題となり、東京在住者の結果でも6・6ポイント上昇した。  一方、2008年のBtoB(ビジネス市場)編では、今回もトヨタがトップを独走し、「総合力」を構成する5つの因子のうち、「先見力」「人材力」「信用力」の3因子のランキングで首位となった。これを本田技研工業やソニーが追う形となっている。さらに今回は任天堂とGoogleが続く。任天堂は、BtoC編同様、高ポイントをマークした。「先見力」で第4位、「活力」で第5位。Googleは、今回初めてトップ5入りを果たした。  Googleの結果を見ると、「先見力」が第2位、「人材力」と「活力」は第6位となった。総合力上位ランキングでもトヨタ自動車に続き2位。前回Googleは、BtoC編で第2位となり、生活者から見たサービス・プロバイダとしての、確固たる地位を築いた。今回、Googleに対するブランド力の高さは、生活者視点からビジネス・パーソンの視点に移り変わり、トヨタ自動車、キヤノン、パナソニックに並ぶ、地に足の着いた企業としての評価に裏打ちされたと言える。「この企業から学びたい」で第2位、「ビジョンがある」で第3位、「一度この企業で働いてみたい」では、ソニーを抜いて、今回堂々の1位となった。  「自動車」分野のランキングでは、トヨタとホンダの強さが際だつが、今回BtoC編で、レクサスがポイントを上昇させている。レクサスは、前回の総合力49・5ポイントから今回61・8ポイントとなり、総合力ランキングで第47位、上昇ランキングで第4位となった。また、回答者を男性に絞り込むと、総合力ランキングで第27位となる。前回から今回にかけて、「品質・技術が優れている」「顧客を大切にしている」「日本を代表している」などのイメージが向上しており、総合力ランキングの上昇した。自由意見では、「高級」という言葉を使ったポジティブ・コメントの比率が、前回の11・6%から今回19・3%に上昇。日本で販売を始めた2005年以来、レクサスがターゲットにしている層へのイメージ訴求が少しずつ、実を結んできたきたことを証明している。 【提供:新聞情報社】

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