HOME > 広告業界ニュース > 古紙回収で施設にプレゼント

オススメ情報

広告業界ニュース

古紙回収で施設にプレゼント

2008/05/26 更新

 神戸新聞姫路東部センターは(藤本登志喜所長)、このほど姫路市の社会福祉施設「ミルトスの木&あめんどうの花」(藤野房枝代表)に古紙回収による売上金の一部で、流し台、包装機械、小型洗濯機を贈った。
 藤本所長は1年前より、読者サービスの一環として無料の古紙回収を行っている。1年を経過した時点で、古紙売上金を何らかの形で地域に還元したいと、「神戸新聞ミニコミひめじ・西播磨」の編集をしている人に相談。偶然、藤野氏が福祉施設の仕事も行っており、「それなら、私が代表を務めている施設で喜んでお受けいたしましょう」と、話がすんなり決まった。
 藤本所長が古紙回収を始めたのは、区域が販売正常化のモデル地区に指定されたことがきっかけ。近畿圏では、そのほか正常化モデル地区は幾つもあり、有名無実化しているところもある中で、同地区(姫路10日会)は、毎月話し合いを重ね、本社の後押しもあり、厳密にモデル地区としての販売を行っている。藤本所長は他系統との差別化を兼ねて、協定に反しない形で何らかの「読者に喜ばれること」をしたいという気持ちを抱いていたところ、新聞を取りたくない理由の1つが、「新聞が溜まったときの処分が煩わしい」という事を、読者との電話のやり取りで何回か思い知った。
 「場当たり的にやってもだめだ。店や商品のPRを兼ね、計画的、緻密にやろう」ということでスタート。藤本所長のアイデアは、「ラベル」の使用(写真)。
「神戸新聞・古紙」の宛名に、回収日、販売店名、店の住所と電話番号を付記したラベルを古紙に貼って貰う。糊付けラベルはA4版に10コマ程度、パソコンのプリンターラベル用紙(市販)で簡単に作れる。
 効果は絶大。第1弾は、識別がキチンとつく。業者が持っていってしまうのを防ぐことが出来る。神戸新聞、店のPRになる。ラベルの受け渡しで読者とのコミュニケーションが深まる。「便利なのか、ほとんどの人が使ってくれる。ラベルを渡すのは、集金の時或いは回収の連絡があって訪問したときで、A4用紙を1枚ずつ渡している。一辺に、何枚も渡さないようにしている」と藤本所長。
 続けて、「回収は月2回(第1、第3月曜日)。読者の反応も思った以上に大好評。待ち望んでくれていた読者も多かった。特に、喜んでくれたのはお年寄り。ゴミ出し場所まで遠い場合、大変喜んでいる。階段しかない集合住宅で、重たい古紙を運んで、1階まで降りるのは大変だし、危険。戸口までいくが、ラベルがあるので、単に置いてあるのかどうかの区別もつく」と所長は語っている。
 口コミで広がり、一回の回収は軽トラックバン一杯にもなる。売却益を社会還元するという趣旨で今回の寄贈に至ったが、寄贈先の「ミルトスの木&あめんどうの花」は8年前に開所。現在は12人が通所している。ラスク・フルーツケーキなど10種類以上の焼き菓子やパン類を製造・販売している作業所だが、4月18日から5月11日までの会期で、日本最大お菓子の祭典「第25回全国菓子大博覧会・兵庫」(姫路菓子博2008)が開幕する前。同施設からも出品し、「忙しくなる時に設備が新しくなるのは助かります」と関係者は喜んでいた。
【提供:新聞情報社】

このページのトップへ