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業協がクリエイティブ研究会開催

2008/06/19 更新

 日本広告業協会は12日、東京・新橋のヤクルトホールで「第59回クリエイティブ研究会」を開催した。会場が満員となる500人以上が参加した。
 今回の研究会は「07クリエイター・オブ・ザ・イヤー受賞者が語る私の広告作法」をテーマとし、クリエイタ・オブ・ザ・イヤーに輝いた電通の佐藤義浩氏、同審査委員特別賞の横澤宏一郎氏(博報堂)、メダリストの朝生謙二氏(アサツーディ・ケイ)、松尾卓哉氏(オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン)の4氏が「広告師匠」として講演した。
 冒頭、同協会の早乙女治クリエイティブ委員長が「クリエイタ・オブ・ザ・イヤー賞も来年は20周年を迎える。広告クリエイターにスポットをあてることを目的に創設したが、今では大変権威のある賞になったと実感している」とあいさつ。続いて、コーディネーターを努めた田中昌宏広告委員(大広)から紹介された4氏が壇上に上がった。田中氏は「今回の受賞者は、広告からクリエイティブを、人物からはヒューマン(人間性)を感じられる」と評した。
 講演では、まず朝生氏が、自身の代表作であり、「これ大豆ですから」で有名になった大塚製薬の「SOYJOY」ランチダイエットキャンペーンを紹介。朝生氏は、「CMは自分で作って面白いと感じたものが、世の中にうける作品になりやすい」と述べた。続いて壇上に立った松尾氏は、「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」といった近江商人の言葉を引用し、「日本の広告業界は、クライアントだけがハッピーに成りたがっているのが一番の問題だ」と指摘した。
 さらに、横澤氏の講演では、代表作のウイニングイレブンの「人生はサッカーだ」キャンペーンのテレビCMを事例に、日常をパロディー化した独自の手法を紹介。横澤氏は「自分で経験したことが自分のやり方につながっている」と振り返った。
 最後に壇上に上った佐藤氏は、クリエイタ・オブ・ザ・イヤーの受賞作となったリクナビの「山田悠子の就職活動」をあげ、「このテレビCMは、放映後にブログを通じて多くの反響がよせられた」と世の中に出た後の反響を説明。佐藤氏はさらに「チラシだってエンタテインメントさが重要。駅前で配布しているティッシュだって、何か面白みがなければ誰ももらわないと思う」と主張した。

【提供:新聞情報社】


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