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朝日新聞がカンヌで金賞受賞

2008/06/27 更新

 南フランスのカンヌ市で開かれていた世界的な広告コンクールであるカンヌ国際広告祭で、朝日新聞大阪本社が3月22日付夕刊に掲載した「動く広告」が、メディア部門で金賞を受賞した。同広告祭で日本の新聞社が金賞を受賞するのは初めてだ。
 金賞を受賞した「動く広告」は、朝日新聞大阪本社広告局と電通関西支社が共同で企画した。当日の夕刊(約128万部)と同時に折り込まれた縞柄の専用フィルムを紙面に密着させ、左右にゆっくり動かすと、広告に登場する人物の表情が変化したり、キャラクターが動いたりして見える。
 広告原稿はオンブロシネマという手法をもとに電通関西支社が独自に加工し、紙面で人物などがスムーズに動くよう工夫した。新聞広告に使うのは世界でも初めての試みだ。
 この企画にミズノ、ハウス食品、ロート製薬、朝日放送など13社が協賛。1面の記事下に動かし方を説明する広告を掲載し、全16㌻の記事下広告・小型広告を動くように見せた。
 読者からの反響も大きく、掲載後の郵送調査では、当日夕刊を読んだ人のおよそ3分の2がいつもより長い時間広告を読み、また約95%の人が実際にフィルムを動かしたと回答していた。
 朝日新聞大阪本社と電通関西支社では、昨年1月にも3Dメガネをつけて見ると、広告が浮きあがるように見える「立体広告新聞」を企画しており、今回はさらに新聞に「動き」をもたらそうと考えたという。
 朝日新聞社では「新聞広告の新しい可能性を示せた。印刷技術や配達網を含めた朝日新聞全体での取り組みが国際的に認められた」(川原徹郎広告担当)と話している。
 カンヌ国際広告祭は、劇場用CMの振興のために1954年に始まり、その後広告分野では世界的なコンクールになった。媒体の活用手法を競うメディア部門のほかにも、デザイン、サイバー(インターネット)、アウトドア(屋外)、ラジオなど九つの部門がある。今年のメディア部門には242点が一次選考を通過し、グランプリ1点と朝日新聞社の作品を含めた5点が金賞に輝いた。

【提供:新聞情報社】


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