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岩手・宮城地震の現場から

2008/07/01 更新

  6月14日に発生したマグニチュード7・2の岩手・宮城内陸地震は、大きな爪痕を残した。25日現在、12人が死亡、10人がいまだに行方不明となっている。震源地は岩手県南部で、遠く福島県いわき市でも釣り人が海に転落して死者が出た。仙台市内や名取市でもビルのガラスが割れるなど、また震源地に近い宮城県栗原市の山間部では山が崩落して、土石流で温泉宿が押し流された。いまだに水道が復旧していない地区もある。
  しかし、不幸中の幸というべきか、地震の規模のわりには倒壊家屋も少なかった。専門家の分析では、柱が太く屋根が軽いという雪の多い地区の家の構造も一因しているという。
  避難所が設置された栗原市築館の長谷川新聞店では「水道が復旧しても濁り水が出たりした。家で茶箪笥が倒れて茶碗が割れた程度で、被害は少なかった。店も棚が倒れたり、折込が散らばったりしたが、建物は無事だったので、配達などには影響しなかった。防災トラックで配送した」と、河北会会長を務める長谷川翼所長が本紙の電話取材に応じてくれた。
  同市高清水の真山新聞店の真山信治所長も、「店は大丈夫だったが、自宅の土蔵の壁が崩れた」と話してくれた。
  山筋が少し離れたところにある岩出山町では、伊達家ゆかりの史跡「有備館」に被害が出た。同地区の皆川新聞店は、あいにく皆川清所長が不在で、従業員さんが応対してくれたが、「一部地区で家屋が壊れるなどの被害があったが、店は大丈夫でした」とのこと。
  最大被害地の山間部ではせきとめ湖決壊の恐れがあり、二次災害が心配されている。自衛隊は後方支援に撤退して現地では消防を中心にした捜索隊で懸命の行方不明者捜索が続いている。

【提供:新聞情報社】


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