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講談社漫画賞、4部門で表彰

2008/07/14 更新

講談社は6月20日、東京・赤坂のグランドプリンスホテル赤坂で「第32回講談社漫画賞」の贈賞式を開催した。
 この賞は、日本の漫画の質的向上を図り、その発展に貢献することを目的に、毎年最も優れた作品を発表した漫画作家を顕彰するもの。今回は07年4月1日から08年3月31日までに発表された作品が対象となる。
 受賞部門は、児童・少年・少女・一般の4部門。贈賞式では、各受賞者には賞状およびブロンズ像(山形博導作・MERMORY)、副賞100万円が野間省伸副社長から手渡された。選考理由について選考委員を務めた福本伸行氏(漫画家)は、「児童部門で選ばれた『しゅごキャラ!』(なかよし)は、主人公の日奈森亜夢(ひなもりあむ)がキャラチェンジなどを通じて、新しい自分になるとか夢を持つというメッセージをこの漫画は見事に具現化している」と評価。続けて、「少年部門で受賞した『最強!都立あおい坂高校野球部』(週刊少年サンデー)は、面白かったやグイグイ読めたなど委員からの評判がとても良かった」と評した。そのほか、少女部門の『君に届け』(別冊マーガレット)は主人公・黒沼 爽子の愛らしさが、一般部門の『もやしもん』(イブニング)は、情報量の多さや新しい表現方法が、それぞれ評価されたことを説明した。
 受賞者インタビューで『しゅごキャラ!』の2人組作者、PEATCH―PIT(ピーチ・ピット、2人組)の千道万里さんは「大人が読んでも満足できる漫画であることと、子供にこういうことを感じてほしいということを考えて描きました」と述べ、えばら渋子さんは「この作品を書いて2人とも、とても充実した幸せな気持になれたことが印象的でした。今でもしゅごキャラたちに支えられながら作品を書いています」と振り返った。
 続いて、『最強!都立あおい坂高等学校』の田中モトユキさんは「受賞の一報を聞いたときにガッツポーズをし忘れたので、この場でやらせてもらいます」と述べ、「やったぁ!!」というかけ声とともに、大きくガッツポーズ、会場には大きな拍手が響いた。さらに『君に届け』の椎名軽穂さんは「この漫画は特にドラマチックなことが起こるわけでもなく、連載が始まった序盤は何の方向性も考えなかった。主人公と同じく私も一歩一歩悩みながら進んできた。周りのスタッフに支えながらここまで進むことができた」と感謝の意を述べた。
 最後に『もやしもん』の石川雅之さんは、「島耕作さんが社長に就任したり、『美味しんぼ』の究極と至高のメニューで対決した山岡士郎と海原雄山の縁が良くなったり、ドカベンの岩鬼君が夏子さんにプロポーズしたりと、漫画界にいろいろなニュースがある中で、この『もやしもん』が講談社漫画賞を獲得したことも漫画界の大きなニュースだ」と喜びを語った。

【提供:新聞情報社】


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