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乱歩賞贈賞式

2008/10/14 更新

 日本推理作家協会主催の「第54回江戸川乱歩賞」(弊紙既報)の贈賞式と受賞記念パーティがこのほど、東京・日比谷の帝国ホテルで開かれた。
 冒頭、あいさつに立った大沢在昌理事長は「新人賞のもらい逃げは許したくない。このところ新人賞を受賞して、それっきり舞台から姿を消していく人が少なくない」と叱咤。「乱歩賞は新人ミステリー作家にとって最高峰の登竜門。今後も様々な文学賞が獲得できるような活躍を期待する」と激励した。
 続いて乱歩賞の後援社代表としてあいさつした講談社の野間省伸副社長は「乱歩賞はこれまでも権威のある賞として成長してきたが、これもご関係の皆様のお力添えのお陰だ」と述べ、フジテレビの豊田皓社長は「乱歩賞も54回を迎え、受賞作は60作にのぼった。私はそのうち31作品を読んいる。乱歩賞は水準の高い賞だということを改めて感じた」と評した。
 贈賞式では、「誘拐児」で受賞した翔田寛氏と、「訣別の森」で受賞した末浦広海氏に、大沢会長から江戸川乱歩の胸像をモチーフとしたブロンズ像や賞金が手渡された。
 受賞あいさつで、翔田氏は「私の書いた『誘拐児』は数多くの人の読まれているようで大変嬉しく思っている。一方で地味な小説だという陰口も聞いた。これからは全ての人に、読んで良かったと思われる作品をたくさん書きたい」と述べ、末浦氏は「私は9年かかって乱歩賞を受賞できた。9年もかかっていただいた賞なので、嬉しさとともにプレッシャーも感じている」とあいさつした。

【提供:新聞情報社】


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