ボストン美術館浮世絵名品展が開幕
2008/10/17 更新
北斎、広重、写楽、歌麿、春信――など、米ボストン美術館が誇る珠玉の浮世絵コレクション159点を集めた「ボストン美術館浮世絵名品展」(主催=日本経済新聞ほか)が7日、東京・両国の江戸東京博物館で開幕した。5万点を超すボストン美術館のコレクションのなかから日本初公開を含む第一級の作品を厳選し、江戸初期から幕末までを彩った浮世絵の歴史をたどる。会期は11月30日まで。
展示する浮世絵は、江戸で評判の美人を写した鈴木春信の「浮世美人寄花」、東洲斎写楽による歌舞伎役者の大首絵、印象派の画家にも影響を与えた葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「東海道五十三次」「名所江戸百景」など、名品揃い。いずれも保存状態がよく、初刷りの作品も多く展示する。
このほか、司馬江漢の彩色銅版画、歌川広重「東海道五十三図絵」の下絵、菱川師宣「美人絵つくし」や葛飾北斎「富岳百景」などの版本、歌川国芳らの肉筆画も展示する。
前日6日の開会式には、江戸東京博物館の竹内誠館長、日本経済新聞社の斎藤史郎専務、展示の音声ガイダンスを務めた俳優の里見浩太朗さんが出席し、作品の見所などを語った。日経の斎藤専務は「初期には白黒だった浮世絵も、錦絵の登場で多彩なもの変化した。モチーフも力強いものや楚々(そそ)とした男女、肉感的な女性など、時代を経るにしたがって多様になった。来場者は、作品と里見さんのナレーションでゾクゾクして欲しい」と話した。
会期中の11月8日には、美術評論家の永田生慈さんを講師に招き、記念講演「浮世絵の魅力とボストン美術館のコレクション」を開催する。
開館は午前9時30分から午後5時30分(土曜は7時30分)まで。一般1300円、大学生・専門学校生1040円、小・中・高校生650円。
【提供:新聞情報社】





























