「小売業」の相談が25%増加、JAROの上期審査状況
2008/11/20 更新
日本広告審査機構(JARO)はこのほど、2008年度上半期(4月~9月)の苦情などの受け付け状況などをまとめ公表した。それによると、期間中に受け付けた苦情・問い合わせは3097件で、前年同期に比べ33件、1.1%減少した。そのうち、相談者が匿名でなく、当該広告物が事務局で確認できるなどの要件を備えた「苦情」は154件(前年同期211件)、それ以外の広告への意見、広告関係者からの事前相談などの「問い合わせ」は2943件(同2919件)だった。
多く寄せられた業種は、苦情では「小売業」35件(同31件)、「通信」15件(同10件)、「コンピューター・通信機器」9件(同4件)、問い合わせでは「小売業」304件(同241件)、「通信」164件(同196件)、「一般食品」147件(同122件)、「人事募集」131件(同154件)、「行政・団体」116件(同114件)であった。増加したのは「小売業」「一般食品」「風俗・ギャンブル」、減少したのは「通信」「人事募集」「健康食品」「医療機関」で、特に「小売業」は前年同期より25%増加している。
媒体別で見ると、「テレビ」837件(同793件)、「折込」416件(同468件)、「インターネット」355件(同328件)と、前年同様の順位となった。総件数に占める「テレビ」の割合はここ数年で約27%から32%と増加しており、「一般食品」「通信」「小売業」「保険」などへの意見が目立つ。また、同様に増加している「インターネット」は「小売業」「通信」「人事募集」「土地・建物」が多い。
「一般」からの相談は、総件数3097件のうち2267件(73.2%)で、「男性」が1487件と3分の2を占める。年代別では「30代」が最も多く504件、次いで「40代」479件、「50代」327件、「20代」250件と続く。近年では「50代」が「20代」を上回る状況が続いている。
折込の上位10業種は▽小売業110件(前年同期84件)▽人事募集31件(同47件)▽土地・建物21件(同30件)▽塾・教室講座19件(同13件)▽医療機関同(同32件)▽健康食品16件(同19件)▽化粧品・石けん・洗剤等13件(同13件)▽飲食業同(9件)▽行政・団体12件(同21件)▽相談業務11件(同12件)で小売業の増加が目立つ。
新聞の上位10業種は▽小売業18件(同18件)▽風俗・ギャンブル13件(同17件)▽人事募集同(同11件)▽健康食品11件(同10件)▽旅行・宿泊施設同(同8件)▽土地・建物10件(同8件)▽行政・団体10件(同6件)▽出版物等7件(同12件)▽通信同(同5件)▽一般食品6件(同3件)だった。
上半期に業務委員会の審議により見解が出された事例は14件(前年同期15件)で、その内訳は、法違反の恐れがある「警告」が5件、誤認を与える恐れのある「要望」は3件、一部が誤解をまねく恐れや説明不足がある「提言」は6件だった。
警告5件の内容は、純金製と誤認させるネックレス(新聞)、1粒で1㎝身長が伸びるという健康食品(雑誌)、無料お試しキャンペーンをうたう化粧品セット(チラシ)、ジェルを塗ってバンテージを巻くだけでやせるという化粧品(ダイレクト・メール)、ダイエット効果があるという足枕(折込)。
【提供:新聞情報社】





























