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EMI、移転に伴い「3スタ」営業終了(2/5)

2008/02/06 更新

 レコード会社のEMIミュージック・ジャパンはこのほど、溜池山王の同本社が移転するのに伴って、同本社ビル内の「第2スタジオ」(「2スタ」)、「第3スタジオ」(「3スタ」)の営業を終了した。また、「3スタ」の貴重な機材は、関連スタジオ「Studio TERRA」に移設し、新たな作品づくりに積極的に活用する。  「3スタ」は1982年に営業を開始。CDが初めて商品化された年に完成した同スタジオは、本社ビル建設にあたって最上階の2階層相当部分をスタジオ専用として設計。「アコースティック・クオリティー(生の音色)」を重視するなど、スタジオ設計思想の流れを変える役割を果たし、アナログ熟成期の技術を結集したスタジオとして当時話題を集めた。オープン当初に設置された音づくりの要ともいえる英NEVE社製のコンソール「8078 CUSTOM」(通称オールド・ニーブ)は現在日本で原型のまま稼動している最後の1台となる。  この貴重な「NEVE 8078 CUSTOM」は原型のままでの移設も検討したが、経年変化から不可能と判断。しかしながら、多くの音楽関係者に愛された「3スタ」のテイストをなんとか残せないかと検討した結果、ヘッドアンプやイコライザといった音づくりの要となるモジュールを「Studio TERRA」へ移設。他にも、現在は製造中止となったアナログ・コンプレッサー等のエフェクターやいわゆる「ビンテージ・マイク(特に真空管方式)」なども「Studio TERRA」に移設。また、同機種の中から慎重にセレクトされ、鳴りのよさで定評のある「フルコンサートタイプ」のピアノ「HANBURG STEINWAY & SONS社製D―274」も「Studio TERRA」に移設する。「Studio TERRA」への移設作業は3月には完了し全て使用可能となる予定。

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